ネオジムボンド磁石

ネオジムボンド磁石
カタログネオジムボンド磁石
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更新時間2024/4/20
詳細情報
特徴
1.金属磁性粉をプラスチックで固化した磁石
ネオジムボンド磁石(ネオジムプラスチック磁石)は焼結法で製造するネオジム磁石と組成が類似していますが、磁石粉をプラスチック樹脂(エポキシ系樹脂)と混合して成型固化した磁石です。磁石粉の量は重量換算で約90%、体積換算で60~70%となります。

2.磁力はネオジム磁石より弱いが、フェライト磁石より強い
一般的なネオジム磁石に比べるとBrで1/2程度、(BH)maxで1/4~1/8となり、磁気特性は低くなります。

3.複雑形状、肉薄形状が可能
磁気特性はネオジム磁石より低くなりますが、樹脂を混合しているため、複雑形状、肉薄形状が可能で、且つ仕上げ加工をしなくても高い寸法精度が得られます。
一般的には圧縮成形品(Compressiom Moulding)と射出成形品(Injection Moulding)の2種類が代表的なものです

4.使用可能温度は100℃以下
材料自体の物理特性は焼結磁石とほとんど同等ですが、樹脂の耐熱性に左右されるため使用可能温度は100℃以下になります。防錆はエポキシ等の樹脂でコーティングする方法が一般的です。


用途
ネオジムボンド磁石は着磁の方向に制限のない等方性であり、着磁磁場も比較的小さくて済みますから多極着磁品にも適しています。

HDDスピンドルモーター
携帯電話の振動モータ
ビデオカメラ用モータ

主に小型・薄型の高性能磁石が必要とされる各種デジタル機器に使われています。